雨水利用の仕組み
雨水利用の仕組みを簡単に説明します。
①屋根で雨水を集水
雨はお家などの屋根で集めます。集水面(屋根面積)が広い方が雨水を多く回収できます。
②横樋を通って縦樋へ
屋根に降り注いだ雨水は、横樋を通り縦樋へと流れます。
この際に屋根に付着している汚れなども雨が洗い流します。
また、雨が降る過程で、大気中の物質(チリ、ホコリなど)も取り込むことになります。
しかし、雨が大気中の汚れを多く含むのは、降り始めの5~10分間(降水量にすると2~5mm)程度です。
屋根や雨樋にも同様のことが言えます。
この降り始めの雨(初期雨水)をelefa標準装備のフィルターを通すことにより、
気になるホコリ・チリをカットすることができます。
③雨水集水器(雨水コレクター)で雨水をタンクへ誘導
縦樋配管の途中(タンク位置に合わせます・詳細は集水器取説に記載があります)に
雨水集水器を取付けます。ここで大きなゴミや葉っぱなどは取り除かれます。
雨水集水器の選定の際は、ご自宅の樋サイズや、樋から壁の隙間などもチェックが
必要ですが、大抵の集水器はある程度の範囲内で取り付けが可能です。
また取り付けはのこぎり等一般的な工具は必要ですが、簡単に取り付け可能です。
集水器のストレーナーが簡単に取り外しが出来るものだと、掃除が簡単です。
選定の際は弊社にご相談頂くか、elefaやCOMP UNITにオプションとしてご購入が出来ます。
④雨水タンクへ集水
雨水集水器により大きなゴミが取り除かれた雨水はタンクへと流入します。
貯水された雨水は、一般的には雨水タンクに取り付けられた蛇口などから取出し使用します。
この方法では、タンク内雨水の水頭圧(落差)で水を出す為、水道水のように圧力がなく、
水を勢い良く飛ばしたり、遠くへホースで引っ張ることは出来ません。
例えばホースリールを接続しても、リールの末端からは水が出てきません。
しかし、elefaには水中ポンプがタンク内に内蔵されているので、
スイッチをONにすれば勢い良く水は飛び出し、散水ノズルなどが使用できます。
水中ポンプの圧力(勢い)はホースの長さや揚程(高さ)などに影響を受けるので、
ご使用方法などで不安がありましたら、(株)エイチツーまでご相談頂ければと思います。