フォードの裁判
2016.5.10
From:浜條
自動車を発明したのはヘンリー・フォードではありませんが、
ライン生産方式により自動車を広く普及させた人物として有名な、フォード・モーターの創設者が起こした裁判をご存知ですか?
時は100年程前の1919年、ヘンリー・フォードは名誉毀損でシカゴ・トリビューン紙を訴えました。。。
何でも知っている必要は無い?
シカゴ・トリビューン紙が社説の中で、
「歴史は全て戯言」という広く知られている彼の主張を理由に、
ヘンリー・フォードを「無知な理想主義者」と断じたからです。
ところがフォードは証人席で、
「自分は歴史について無知である」と自ら証言しました。
無知であることを認め、更に当時で言う高等教育も受けていないことを話しました。
しかしフォードは裁判官にこう主張したのです。
「私は自分の机の上のボタンを押せば、必要な情報は何でも専門家から手に入れることができます。」だから、やはり名誉棄損だという理屈です。
フォードはこのようにして得た知識だけで、産業界に革命を巻き起こしました。
もしフォードがビジネスを始める前に、
「ビジネス全般についてのありとあらゆるコンセプトやニュアンス、自動車に関する全ての詳細を理解しておかなければならない」と思っていたら、どうなっていたでしょうか。
きっと私たちは、いまだに馬車に乗っていたかもしれませんね。
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