これ、客が悪い?
2016.4.11
From:長谷
少し前にネットで話題になった記事があります。
イギリスのとあるカフェに入った女性客が、
「1杯の水に対してこの請求はボッタクリだ!」とSNSへ投稿し、
それを見た店主が「説明しましょう」と反論した、という記事です。
あなたはどう思う?一連のやりとり
ことの経緯は下記のような感じです。
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ハンナという金欠の女性客がカフェに入る
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1杯のお湯とレモンスライスを注文
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2ポンド(約330円)の請求が来る
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ハンナはウエイターに文句を言う。
「なんで水がこんなに高いのか?」
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ウエイターはイライラしながらこう答える
「レモンスライス1枚のコストは1人分のお茶(2ポンド)と同じだ」
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「こんボッタクリ店、二度と行くか!」と口コミサイトに投稿。
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それを見た店長が、口コミサイトでこう反論する。
「あなたがカフェに入ると、ウエイターが席に案内し、メニューを渡し、オーダーを受け・・(と店員の仕事を1つずつ説明)、さらにお店を経営する為の経費(家賃、光熱費、銀行手数料・・・云々)がかかります。さらに、人件費もかかります。従業員一人ひとりには有給休暇、保険料、開店閉店作業なども含め、1時間あたり12.5ポンドほどです。
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さらに店長は続けます。
「レモンスライスの原価の他に、ハンナさんへの2~3分の接客には1.6から2.4ポンド(260円~390円)必要です。」
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そして店長はこう締めます。
「お店のサービスをタダで当然だという、あなたの厚かましい思いを受けて、私たちの接客も失礼になったのでは。」
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というような内容です。
あなたはこのやりとりについて、どう思いましたか?
「店長お見事!」でしょうか?それとも「客が厚かましい!」でしょうか?
それとも「客が正しい!」でしょうか?
ネットでは「店長お見事!」という意見が多いようですが。。。
店長にとても違和感を感じる
僕はこれを読んで、店長へ強い違和感を感じました。。。
「こんくらいのコストがかかっているんだ本当は!」という事が言いたいということはわかるのですが、
本来、お客さんが支払うのは、「その商品にどれだけのコストがかかっているのか?」とは全く関係の無い話です。
この店長のロジックだと、例えば100室あるホテルがあったとして、今日は10室しか埋まっていないから、その100室を維持するコストを10室の顧客で賄おう、と言っているのと同じことだと思います。
「だって、そうしないと従業員は食っていけないでしょ?」ってことです。
店長、頭わいてんのか?と言いたくなるような記事です。
エイチツーでいうと、
「そのお客さんの為だけに、特注仕様を作る」
「そのお客さんの為だけに、今までどこも挑戦しないことを挑戦する」
そんなことは日常茶飯事です。
そして達成したときにお客さんに与えれる価値は、原価とは関係なく(比較対象もない)、お客さんがどれくらいの価値を認めてくれるか?ただそれのみです。
最後になりましたが
最後になりましたが、お客さんにもっとエイチツーのエアダイヤフラムポンプのことをわかって頂きたい!ということで動画を作りました。
本文とは全く関係ありませんが、是非ご覧ください。