② 苛性ソーダが移送出来るポータブルタイプのポンプ
このコーナーでは、毎回ひとつの流体を取り上げ、移送の可否とポンプ選定における注意点を回答していきます。
今回は、食品会社様からのご質問です。
苛性ソーダが移送出来るポータブルタイプの自吸式ポンプありますか?
お客様より「苛性ソーダを移送したい」とご相談頂きました。
使用状況として、ドラム缶のような容器から、自吸し移送後、ポンプは違う場所へ保管するとのことで、ポータブル(可搬可能な)タイプを希望とのこと。
<ご要望のスペック>
・揚程:3m以上
・流量:50L/分 前後
・電源:AC100V
このフローで難しいのは、50L/minという流量は自吸式ポンプにしては中型の部類に入り、一般的なポンプでは可搬で使用するのは難しいことです。
また、いわゆる「ハンディポンプ」と言われるドラム缶に挿し込んで使用するポンプだと流量が足りません。
さらには食品会社様で使用することから、ハンディポンプの摺動部から微量の金属粉が溶出するリスクがあります。
この小ささで50L/min-20mの自吸式ポンプ!
そこでエイチツーのSNシリーズをご提案。
このポンプは電動ダイヤフラムポンプ式で、多連ダイヤフラムを採用しており、脈動もほぼ無く、50L/min-20mの圧送が可能です。
価格も安価で、片手で持てるサイズ。このようなケミカルポンプは他にありません。
お客様の「使う時だけ、持ってきたい」というご要望にもマッチしたダイヤフラムポンプです。
電動ダイヤフラムポンプの詳細はコチラ